
ウチの前の道を、
「亀」
が歩いていました、
体長10センチぐらいの奴です。
このままにしておいて、
車にはねられるのも可哀そうです。
とりあえず保護してやりました。
つぶらな瞳で可愛いヤツです。
その動作も可愛いんです。
たらいに入れ、餌をやり丁重におもてなしいたしました。

ところがその亀なかなか慣れないんですね。
指を出すとかみつこうとするし、
甲殻を触ろうとすると「フン!」と荒く鼻息を発します。
エサを与えても、絶対目の前では食べようとせず
(人のいない間にこっそり食べているのですが・・・)
水を変えようとする間に脱走しようとします、
かなり誇り高い亀のようです。
その亀、調べてみると、
外来種の「ミミアカガメ」である事が判りました。
北アメリカ原産で、
小さい間は「ミドリガメ」として売られているようです。
縁日なんかで買ってきて大きく育って手に負えず、
飼育放棄され、外に捨てられた例が後を絶たないとか。
それが野生化し在来種の亀の生態系を脅かすことも分かりました。
この亀もこれらの類のようです、大きくなって捨てられたのでしょう。
見なかった事にして、そのまま野放しにするわけにもいきません。
かといってこの亀を飼うつもりはありませんでしたし、
どうしようか思案しました。
娘の学校で飼ってもらおうか・・・
でも学校の飼育小屋の亀は、
同居している孔雀にちょっかいを出されていたりして、
居心地が悪そうです(笑)しかも狭い。
せっかく自由を求めてさまよっていた亀がここで納得するのかというと・・・
良い受け入れ場所を見つけました。
近所に寺院があるのですが、
蓮池があり、その一角に外部とは仕切られた、
「亀・鯉池」があるのです。
前に立っている看板を見ると、
そうして手に負えなくなった亀を受け付ける、
いわば亀のための「駆け込み寺」のようです。
そこに放すことにしました。
これが最良の手段だったように思えます。
このまま亀を飼いたかった娘はメソメソ、
一緒に放しに行ったのですが、帰ってからも機嫌が悪いです。
自由を求めていた誇り高き亀の行く末が、
こんな囲いの池だったというのにも一寸憐れみを感じます・・・
この日の晩御飯、
「ギョーザ」
テレビでやっていた方法を真似、
羽根付きに焼きあげました。

亀にも羽根があれば・・・自由を獲得できたのに・・・

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